グローバルスタディーズセミナー 開講!
8月20日(月)から、高校1年生国際教養コースAクラスの生徒が参加する「グローバルスタディーズセミナー」が始まりました。
23日までの4日間に渡って、ネイティブスピーカーの授業を受けたり、午後は外務省やユニセフ、JICAなど外部の施設に見学に行きます。
その一貫として、初日の20日は「SDGsカードゲーム」を行いました。
「SDGs」とは国連が採択した「持続可能な発達目標(Sustainable Development Goals)」のことで、今回参加する生徒たちは、総合学習の時間「探究の技法」でSDGsについて探究活動を行っています。
このカードゲームは、SDGsについてより理解を深め、自分たちの身近な問題として捉えるために、本校として初めて取り入れました。
各グループは、手持ちのお金と時間、プロジェクトカード(お仕事)を使って、与えられた目標達成に向かいます。
このプロジェクトを行うことで、世界の「経済」「環境」「社会」の指標が変動していきます。
前半を終えてみると、「経済」が圧倒的に伸びているが「環境」や「社会」の指標は壊滅的な世界、となってしまいました。
中間報告で現状の課題が見えてくると、後半の活動では、これまで自分たちのグループ内だけの活動だったものから、他のグループと交渉して
お金や時間、プロジェクトのカードを交換しながらプロジェクトを動かそうという行動が、俄然活発になりました。
そして最終的には、環境や社会の指標も回復させることができました。
このカードゲームで行ったことは、実際の社会でも行われている活動と同じ、まさに国際社会の縮図といえるカードゲームの取り組みとなりました。
生徒の感想の一部をご紹介します。
「今日まではSDGsは私たちには取り組みにくいというイメージがありましたが、意外と私たちにもできることがあり、興味が湧きました。また、親とも今日学んだことについて家で話せたら良いと思います。」
「環境のことばかりをやってしまうと経済は安定しないし、経済のことばかりを考えていくと社会や環境は悪くなっていたりして、すべてを良くしようとするのはすごく難しいことだけど、ゲームの最後の結果を見ると、大変だけど意識すればできることなんだと思いました。みんなが考えて意識することが大切だと感じました。」
今回の講座も活かし、9月の文女祭で研究発表を行う予定です。