高校2年生(国際教養コース):リトアニア映画上映会・制作者講演会
本日の午後、高校2年国際教養コースの生徒は、本校併設大学協定校であるリトアニアのヴィータウマス・マグヌス大学アジア研究センター元所長のオウレリウス・ジーカス教授をお招きし、お話を伺いました。
ジーカス教授は、リトアニアと日本の橋渡し役として大変ご活躍中の方です。今回は制作された『カウナス スギハラ、日本を想う(Kaunas, The Cith of Sugihara and Japan)』というドキュメンタリー映画の上映会で日本を回っておられ、本校にもその一環としてお越しいただきました。
生徒は邦画『命のビザ』を事前に鑑賞し、杉原千畝について学んだうえで臨みました。
日本語とリトアニア語のインタビュー形式で展開された映画を鑑賞し、終了後にはジーカス先生から3つのテーマでお話をしていただきました。
1つ目は「挑戦したこと」。リトアニア人と日本人が一緒に座って見られるように、ナレーションは使わず字幕で完全バイリンガル対応できるよう工夫したというお話がありました。
2つ目は「楽しかったこと」。日本での撮影期間がわずか10日間と聞くと、生徒から驚嘆の声が上がりました。
そして3つ目は「残念なこと」。多くの資料を集めたが、その1割程度しか使えなかったのがとても残念だったそうです。
その後は生徒からの質問に答えていただきました。
「もしもジーカス先生が杉原千畝の立場だったらどのような行動をしたか?」
「残りの9割の資料を使って、次はどんな作品を作りたいか?」
「リトアニアでは第二次世界大戦についてどのように学ぶのか」
「この映画で一番伝えたかったことは何か」
など、積極的な質問に笑顔で答えていただきました。
日本人とリトアニアから来たユダヤ人のラブロマンスについて質問されると、「ラブロマンスの要素があると映画はもっと面白くなるだろう」と楽しそうに仰っていました。