ジュニアSSH 妙高高原自然体験教室
文京Jr.SSHの活動の一環として行っている、『妙高高原自然体験教室』。
今年度は8月7日~8月10日の3泊4日の日程で21名の参加がありました。
1日目は妙高高原の4種類の温泉を巡ってその成分を調べたり、夜は満点の星空の下、星空観察を行いました。
月明かりひとつ無い夜空では、星の瞬きや天の川、人工衛星などもはっきりと観察できました。
ペルセウス座流星群の極大日が近かったので、流れ星も1時間に4~5個流れ、そのたびに大きな歓声が上がっていました。
2日目はイモリ池ビジターセンターで、鎌を使った葦(ヨシ)刈り体験を行いました。3年生は沖縄でサトウキビを刈った
経験を生かし、黙々と作業を進めていました。館長の春日さんからは田舎の生徒より手際が良いとお褒めの言葉を頂きました。
池のミズバショウの生息域を守るために、定期的にこの作業を行っているそうです。刈ったあとにはミズバショウを植えました。
3日目の午前は火山学習です。地層を見たり、火山岩をハンマーで割って顕微鏡で観察しました。
午後は源流体験を行いました。生い茂った山の中に流れる川に入り、カワゲラ、カゲロウ、ゲンゴロウなどを捕獲し観察しました。
去年は1匹しか捕れなかったプラナリアも10匹以上見つけることができました。みんなずぶ濡れになりながら楽しんで学習できました。
夕方には火を自分たちで起こしての、バウムクーヘン作りです。火の扱いに慣れていない生徒が多く、みんな苦戦していましたが完成した
バウムクーヘンは格別の味でした。
最終日は今まで学んだことをレポートにまとめて発表です。温泉や動植物、昆虫など、各班独自の視点で妙高高原についての発表を行いました。
妙高青少年自然の家所長の伊野さんや、4日間お世話になった水澤さんにも発表を見ていただき、様々なアドバイスをいただきました。
この3泊4日の経験は、生徒たちを逞しく成長させました。身のまわりのものに目を配り、興味をもって接することがいかに大事かを学ぶことができた4日間でした。
次年度もプログラムを変えて妙高高原で実施する予定です。みなさん、楽しみにしていてください。