探究活動

科学知「IoT時代に向けた電子回路・電子工作講座」

探究活動

発展的な科学的研究手法を学ぶと共に、科学的視野を広げることを目的とした「先端科学講座 〜 科学知の技法 〜」を実施しました。

今回の講座では、茨城工業高等専門学校助教の高安基大先生を講師にお迎えし、「IoT時代に向けた電子回路・電子工作講座」を実施しました。
本来であれば、28日(土)と2日間の予定が、台風の影響で29日1日のみとなってしまいましたが、参加した高校1年生理数キャリアクラス生徒16名は、1日で多くのことを吸収しようと集中して取り組みました。

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午前は、E-Stationという電気、電子の学習ができる実験キットを用いて電子回路の基礎を学びました。
まず、ブレッドボードに抵抗,コンデンサ,トランジスタ,LEDを接続し、踏切のように交互にLEDが点滅する回路を作成しました。抵抗の大きさやコンデンサの種類を変えることでどのような変化が見られるのか、LEDの点滅速度を変えるためにはどのように回路を組めば良いのかなどの問に対して、たくさんの種類の回路を作成し、電子回路やコンデンサなどのはたらきを学びました。また、光センサーを用いた実習を通して、センサーとは物理信号を抵抗値や容量値に変換する装置であることを学びました。

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午後は、Arduinoというマイコンを用いてプログラミングの基礎を学びました。
LEDの点滅速度を変える、明るさを時間経過と共に暗くするなどの課題に対し、回路とプログラムの書き込みを行いました。午前中の講座より高度な内容となり、苦労する場面もありましたが、どの生徒も課題を解決するまで粘り強く取り組んでいました。

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2日間の内容を1日に圧縮した濃度の高い講座受講後は、少々疲れた顔もしていましたが、満足げな顔で帰路につきました。実習で学んだ電子回路やプログラミングが、日常的に用いている携帯電話などの電子機器の基本になっていることを実感することができたようです。

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