エッグドロップコンテスト
本校主催の第4回エッグドロップコンテストが6月20日(土)に実施されました。
4回目となる今回は熊谷西高校、都立戸山高校、都立科学技術高校、都立多摩科学技術高校、東京成徳大学中学高等学校の5校を交えた200人規模の大会となり、併設大学の文京学院大学本郷キャンパスで行われました。
まずは、工学院大学の塩見誠規先生による「衝撃吸収のメカニズム」の物理学講義を受けます。この講演には、エッグドロップ成功にむけての重要な鍵が潜んでいます。みんな真剣に聞いていました。
競技や制作上のルールの説明を受けて、いよいよグループワークに入ります。A3のケント紙1枚とセロハンテープのみを用いて、どのような装置を作れば卵を落としても割れないか、制限時間90分のなかで議論を深め、実際に装置を作ります。各自のエントリーシートには、それぞれのグループの工夫やこだわりがたくさん盛り込まれています。今回は、東京成徳大学中学高等学校にきていたイギリスの留学生も大勢参加しました。
53グループがそれぞれの装置を持って、エッグドロップコンテストに各校の生徒が挑みました。5.3mほどの高さの2階の窓から、煉瓦敷きの床の的を目指して装置を落とします。どのグループも落とす前に自分たちの装置の制作コンセプトをアピールします。コンテストの模様は、スカイプを使ってホールへ中継されました。残念ながら割れてしまった卵、無事に生還した卵など色々ありました。見事成功したグループは、全体の1/3ほどの18グループでしたが、思考を巡らせた結果はどのグループにとっても今後の学習にもきっと役立つはずです!
制作した装置に対するデザインやアイデアに関して、生徒同士の投票結果も表彰の対象となります。ホールで各校紹介も行って楽しく盛り上がり、最後は全員で記念撮影をしました。エッグドロップコンテストには「課題研究力の育成」・「チームワーク力育成」・「学びの楽しさ」・「論理的思考力育成」の全てが詰まっています。もちろん「コミュニケーション能力の育成」にも役立ちます。また、来年もぜひ参加してください。