探究活動

グローバル環境科学 小笠原自然体験教室

探究活動

「グローバル環境科学」のメインプログラムである「小笠原自然体験教室」がいよいよ始まりました。

7月27日(水)、竹芝客船ターミナルに集合した参加生徒21名・教員4名は、今年の7月に就航したばかりの三代目「新おがさわら丸」に乗船。11時に出港、ここから24時間の船旅です。360度見渡す限りの大海原を、一路1000km離れた父島へ向かいます。太平洋の海は真っ青、天気も晴れで順調に航海は進みます。大きく、速く、快適になった新しい船で、揺れも小さく感じます。心配した船酔いもありません。船から見る日の入りは、少し雲がかかっていましたがとてもきれいでした。

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7月28日(木)、天気も快晴、紺碧の海原を船は快調に進みます。海鳥のカツオドリが船のすぐ横を旋回しながら飛びまわり、ときおり魚を捕まえているのか、海面に飛び込んだりしていました。
おがさわら丸の操舵室を見学させてもらいました。カーナビ画面のような電子海図やレーダーなど、機器類がスッキリ配置されています。太平洋上では自動航行だそうですが、湾内では手動で慎重に操縦するそうです。岸壁に着けるときは、船が時計の針のように回転して向きを変えることもできるそうです。船長の帽子をかぶらせてもらって記念写真も撮りました。

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昼前に、いよいよ父島が見えてきました。二見港での歓迎セレモニーでは、小笠原村村長さんの歓迎をうけました。学校名が中学校になっていて、村長さんがとっても恐縮していました。宿の父島ペンションに到着。昼食後は近くの海岸で、さっそくシュノーケルレッスンを受け、明日の南島でのシュノーケル体験に備えます。とにかく海がきれい、エダサンゴの周りには魚がたくさん泳いでいます。ミズクラゲが目の前を漂っていて、頭をつついたりもできます。みんなシュノーケルやフィンの使い方にもだいぶ慣れた様子で、水中に潜る練習もしました。

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9時過ぎに宿の近くの大村海岸へ、ウミガメの産卵や夜空の星を観察に行きました。海岸に行ってみると、浜で待機していた海洋センターの人が、ちょうど今、産卵のためにアオウミガメが穴を掘っていると教えてくれました。実際の産卵までには2~3時間かかるかもしれない、と言われたので、星を眺めながら静かにそのときを待ちます、月のない夜空は満天の星で、天の川もくっきりと見えます。流星も見ることができました。

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意外にも早く、40分ほどでウミガメが産卵を始めました。センターの人が亀の後足の産卵部分だけをペンライトで照らしてくれした。みんなで順番に産卵の様子を見学します。体長1mほどのアオウミガメで、たくさんの卵を産んでいました。初日の晩からウミガメの産卵の様子を見学できて奇跡のようでした。

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