日本音響学会 音楽音響研究会
本日、本郷高等学校で行なわれた日本音響学会 音楽音響研究会に本校の理数キャリアコース所属の2年生1名、1年生1名が参加しました。
日本音響学会の音楽音響研究会とは一般社団法人である日本音響学会に属する8つの研究委員会の中の1つです。音響学会は科学的な方法を用いて様々な音の性質や作用について研究している人々の集まりであり、この研究会は次のような特徴をもっています。
・研究対象は音楽に関係のある音である
・基礎となる学問分野はかなり広く、学際的である
本校では学際科学という課題研究に取り組む授業を行っており、今回は研究発表の場としてだけではなく、学習活動の場としても参加しました。この研究会には音楽や楽器に興味をもっている人、音楽家、楽器製作者、演奏家、楽音や聴覚の研究者など多くの人々が参加をしており、音楽に関する幅広い知が集まっています。
今回の参加をした2年生は楽器であるトライアングルの研究をしており、この研究会への参加は3回目になる活動熱心な生徒です。
過去の2回は見学者としての参加でしたが、今回は発表者としてはじめて参加します。音楽音響研究会では過去に高校生の発表はなく、研究会としても初の高校生の発表となりました。
発表に到るまでに論文を作成し、プレゼン資料となるパワーポイントを作成したりなど、様々な困難を努力で乗り越えての発表となりました。
研究を行なうきっかけの1つとなった、『楽器の科学』という本のトライアングルのページを作成された筑波大学の先生とも、この研究会を通じて出会うことができました。
初めてだらけのことでしたが、一連の研究活動を通じて生徒の更なる成長が期待できます。
参加をした生徒からは以下のような声がありました。
「高校生として初めて音楽音響研究会で発表できたことを大変嬉しく思います。発表では練習と違って少し失敗してしまったことが心残りでしたが、発表を聞いてくださった方々からお褒めの言葉を頂けたことは嬉しかったです。また研究の改善点にも色々と助言を頂けて、とても自分の研究にとって有意義な時間を過ごすことが出来ました」
1月のタイ科学交流プログラムに選別 今回口頭発表をした 2年生
「私は音楽に関する研究をこれからしていこうと考えています。音楽を研究するということには色々な切り口があることを知ることができました。先輩の上手い発表を見れたことは、これからの自分自身の発表にもきっと生かせると思います。」
1 年生