探究活動

SSH生徒研究発表会

探究活動

全国のSSH指定校が年に一度一堂に会し、学校代表によるポスタープレゼンテーション、ならびに選抜校による口頭発表が行われる文部科学省・科学技術振興機構主催のSSH生徒研究発表会が、本年度は神戸国際展示場にて、8月10日・8月11日の2日間の日程で開催いたしました。
本年度のSSH指定校は202校になり、さらに海外招聘校24校(10ヶ国)、SSH経験校3校、近隣の中高より見学に来た高校生など3000人以上の高校生が大阪の地に集いました。

本校からは、2年の理数クラスから2名の生徒が選抜され学校の代表として参加いたしました。
昨年度の大阪での開催に引き続いて、遠方の地での開催となりましたので、発表者の2人のみの参加となりました。

今年度の発表テーマは「音楽が学習作業に与える影響」。
この研究は高校生が学習作業を行う場合の動機づけとして、音楽を聞く傾向があるという点に着目し、音楽が学習作業に与える影響に関して調査・分析を行ったものです。
学習作業中に音楽を聞いたグループとそうでないグループの作業成績を比較し、音楽が学習作業に与える影響を『心理学』の観点から測定し、得られた結果の妥当性を『数学』的に検証しました。また検証の結果に対して『脳科学』の分野と結びつけて考察を行いました。

自らの解明した結果だけではなく、そこに至るまでの過程や研究背景などを分かりやすく伝えようと、発表者の生徒達は熱心に準備に取り組んでおりました。
当日も非常に丁寧かつ精力的な発表を行っており、更には高校生に親しみやすいテーマからか、多くの来場者の興味を引き、2日間に渡って聴講者の絶えない状態が続きました。
本大会で得られた経験は、研究活動に限らず多くの点で彼女らの成長を促すものだと考えられます。
また他校との交流も積極的に行っており、海外招聘校とのディスカッションや、研究に対する助言を求められたりなど、今までには無い新鮮な経験をすることができました。

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この大会での精力的な活動より、研究発表生徒が、科学技術振興機構主催のサイエンスアゴラ2016(11月6日:東京国際交流館)における、「外国人研究者・外国人/日本人大学院生・日本人高校生によるトークセッション」の登壇者として招待を受けました。
そこでの活躍をご期待下さい!

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