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高等学校:第73回「卒業証書授与式」

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高等学校の第73回「卒業証書授与式」が挙行されました。

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併設大学構内の「メセナ」にて行われるのが通例となっていますが、新型コロナウイルス感染防止の観点から、昨年度に引き続き校内「ジャシーホール」での挙行となりました。更に式場内での「密」を避けるべく、卒業生はクラス毎に式場に入る、保護者の皆様にはクラス毎に準備された「観覧教室」にて参列していただく、という対策を講じさせていただきました。併せて、参列が難しい皆様向けにオンラインでの動画配信を行いました。

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こうした異例だらけの卒業証書授与式ではありますが、6年間、3年間を過ごした学び舎を巣立つ卒業生、送り出す教員、そしてそれを見届ける保護者の皆様の心情に変わりはありません。また、学校長から卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡す慣例にも変わりはありません。担任から呼名され、「心の中で」返事をし登壇、卒業証書を受け取ります。その表情は大変明るく、希望に満ちていました。コロナ禍、様々な「新しい」を強いられた卒業生。しかし、そうした状況下でも前向きな姿勢で行事、そして入試に臨んだ卒業生。生徒会長の「感謝のことば」にそうした姿勢が表れていたように思います。

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「私たちは新型コロナウイルスの影響で体育祭や学園祭などの行事だけでなく、普段の学校生活すらも正常に行うことができない期間が多々あり、高校3年生になってからしっかり学校に通えたのは半年ほどしかありませんでした。例年通りでいくと私はこれまでに2度、式辞を述べる機会があったはずなのですが、2回とも出番がなくなってしまい、なんと今日、最初で最後になってしまいますが、ようやく式辞デビューを果たしました。そして私は歴代で一番表舞台に立つことが少なかった生徒会長として名を刻むことでしょう。

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同じようにここにいる多くの生徒が新型コロナウイルスの流行により、悔しい思いや悲しい思いをしたはずです。このような例年にない厳しい状況を乗り越えた私たちは入学した時よりもさらに成長したと言えると思います。そして苦しいことを乗り越えた私たちのもとには必ず幸運が訪れると信じています。今までの経験と思い出を胸に、変わりゆく現代社会の中で、前を向いて、一歩一歩前進してまいります。」

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式後、クラス毎に集合し担任の先生による「最後のHR」が終わる頃には、各会場には笑顔と涙があふれていました。今日をもって、卒業生の皆さんは文京学院を巣立つことになります。しかし、学校長の式辞にもあったように、校舎を去っても私たち教職員と皆さんとの関係に終わりはありません。この先、少し立ち止まるようなことがあったり、節目の報告があるときなどには、通い慣れた門をくぐり、いつでも職員室を訪れてください。皆さんにお会いできること、更に成長した姿に会えることを、心待ちにしています。

ご卒業誠におめでとうございます。

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