高等学校:「第74回 卒業証書授与式」
少し肌寒さを感じた3月8日、併設大学である文京学院大学構内「仁愛ホール」に於いて、高等学校「第74回 卒業証書授与式」が挙行されました。
昨年度は新型コロナウイルスの影響で校舎内「ジャシーホール」にて挙行されましたが、高等学校在籍中の約半分をコロナ禍で生活せざるを得なかった卒業生と保護者の皆様のため、感染予防対策を徹底したうえで、上記会場での挙行としました。
嬉しさと寂しさ、そして誇らしさの入り交じる表情で入場する卒業生。担任の呼名で登壇し、学校長から一人ひとりに卒業証書が手渡されます。「皆さんがこの学び舎で過ごした18分の3、18分の6という時間は、今後の人生において少しずつその割合が小さくなるが、決して0にはなりません。嬉しい報告があるとき、少し躓いたとき、いつでも戻ってきてください」という学校長の式辞に、マスク越しではありますが、卒業生たちが皆微笑んだように見えました。
式後、例年行われる謝恩会に代え、後援会の皆様による「感謝の気持ちを伝える会」を開催していただきました。島田学園長、学年代表をはじめ、担任一人ひとりに保護者の皆様より豪華な花束とメッセージを頂戴しました。
最後に、学年代表が卒業生に「起立。振り返ってみてください」と伝えます。そこには参列された保護者の皆様の顔。全員声を合わせて、とはいかない状況のため、学年代表が「3年間、6年間、本当に有難うございました! …」と全員の気持ちを代弁。保護者の皆様は、片手にカメラ、片手にハンカチ。大変心温まる式の締めくくりとなりました。
多くの辛抱を強いられた卒業生の皆さん。この期間に感じ取った「責任」や「思い合う気持ち」は今後の皆さんの人生にとって決して無駄にはなりません。大きく膝を曲げると、それだけ高く跳ぶことができます。今後の皆さんのご活躍を、この校舎から見守っています。またいつでも立ち寄ってください。(高校3学年教員一同)