中学校・高等学校:入学式
4月6日月曜日、中学校と高等学校の入学式が、併設大学である文京学院大学(本郷キャンパス)内「仁愛ホール」にて挙行されました。昨年度は行うことができなかった式を無事に挙行でき、教職員一同大変嬉しく思いました。3月20日ごろから咲き始めた桜が、この日まで散らないようにと祈り続けた2週間でしたが、入学式まで美しい花を見せてくれました。
午前中は中学校の入学式でした。少し大きめに見える制服に身を包み、嬉しそうに、少し不安そうに到着した新入生でしたが、新入生の到着を「いまか、いまか」と待っていた水上校長先生の出迎えに笑顔がこぼれました。
受付では、英語教育に特色を持つ本校らしく学年所属のネイティブスピーカーの教員が立ち、新入生一人ひとりに声を掛けます。クラス名簿を手に、保護者の皆さんとクラスを確認しながら会場に入りました。会場内では、生徒はクラスごとに座るため、生徒席と保護者席が離れてしまいます。心配そうにご子女の背中をみつめるお父様やお母様の様子に、今日この日まで娘をいつくしみ、育てられた毎日を感じさせられました。式の最後の、水上校長先生の「大切にお預かりします」という言葉は、全教職員が思いを同じにするものです。式後の控室では、学年代表からも同じ言葉が聞かれました。
また式中、いよいよ今年度から本校との教育提携が始まる「アオバジャパン・インターナショナルスクール」のKen Sell学園長からの祝辞を頂きました。勿論、英語での祝辞です。「少し難しいかな」と思って新入生の方を見ると、皆、内容を理解しようと前のめりで聞いています。笑顔でうなずきながら聞いている新入生も。新入生の英語に対する意識、英語学習に対する意欲の高さを感じさせられました。
午後は同じ会場で高等学校の入学式が挙行されました。日の向きが変わったことに気づいた島田昌和理事長先生が、自ら入学式の立て看板に位置を日の当たる向きへと直す場面も。保護者の皆さんのうれしそうな顔に微笑む島田昌和理事長先生が一番うれしそうでした。
中学校同様、受付には学年所属のネイティブスピーカーの教員が立ち、新入生一人ひとりに声を掛けます。新入生たちは、少し緊張した面持ちながらも、笑顔で挨拶を返していました。式辞では、清水校長先生から本校が推進する「アオバジャパン・インターナショナルスクールとの教育連携」、「探究」、「ICT」の3つの学びについて触れられました。新入生が背筋を伸ばし、うなずきながら聞く様子は頼もしく、これから始まる高校生活で、大きく成長していく期待が高まりました。
そんな高等学校の入学式で、今年から新たにクラスを持つ先生がいらっしゃいます。 1年藤組を担任するS先生です。本校在学中に、担任の先生にあこがれて、教員を目指したS先生から担任として臨んだ入学式の感想をいただきました。
「生徒達との初対面、前日はよく眠れないほど、私自身も楽しみと緊張の中で迎えた一日でした。 “今日からは高校生”という自覚からくるものなのか、初々しさのなかにもどこか凜とした姿が印象的でした。これから今日ここに集まったみなさんと共に、新たな学校生活が始まるのだな、と期待に胸を膨らませています。 高校生活を思い切り楽しんで欲しい。私も担任として精一杯そのサポートをしていきたいと思います!」